『AI』と共に生きる未来とは〜Project Base 交遊録〜
『AI』と聞いてまず最初に何を思い浮かべるだろうか?
あなたの印象はどんなだろう?
便利な道具?
話し相手??
はたまた、危険な人工知能???
iPhoneに導入されている「Siri」や、Google翻訳など、私達の身の回りにもいわゆる『AI』と言われるものが浸透してきているので、なんとなく感じている印象があるのではなかろうか。
知らず知らずのうちに我々の周囲には『AI』がひろがってきている。
この『AI』を、どのように受け入れ、またうまく付き合っていくのかが個人としても企業としても、おおげざに言えば人類にとっても重要な課題となってくるだろう。なぜなら、もう『AI』は我々の生活に無くてはならないものになろうとしているのだから。
今回は、以前「地方創生推進交付金」についてこのブログも掲載した株式会社iCubes様主催の「Project BASE」交流会に参加、『AI』の最新動向、ビジネスへの導入について話を聞いてきたので、その中で感じたことを書こうかと思う。
『AI』にできること、できないこと
まず、『AI』ができることはなんなのか。
『AI』の得意技いえば「自己学習機能」に尽きるだろう。自分で情報を蓄積し、最適な情報を判別するのだ。
人間だって、長い人生をかけて失敗を繰り返し、なにが最適なのかを状況に応じて判断しているわけだから、同じことを機械にさせているというわけ。
ただ、機械は人間に何が正しくて、何が正しくないのか教えてもらわないと、「良いか悪いか」の判断ができない。また、学習する素材に関しても人間側から提供されるものに頼らざるを得ない。
ここが『AI』にできない部分である。
『AI』と『人間』どうちがう??
ここで「おや?」と思った人もいるかもしれない。
だってこれじゃ人間の子どもとなんら変わらないじゃないか。
我々だって親や周囲の環境から、莫大な量の「経験」というデータを入手し、それを元に日々の判断を下しているにすぎないし、与える「経験」もある程度意図的に制限することも可能だ。
感情や性格、見た目、体質、人間がそれぞれユニークでいるための条件は多々あるが、それも遺伝子というゲノムデータをランダムで並べてできた結果に過ぎないと考えるなら、機械にその多様性を持たせることは可能だろう。
仮に『AI』に人格のようなものをもたせれば、その人格パターンにしたがって物事の善悪や正否を判断させられる。その結果は、人間で言うところの「意見」となるわけだ。
じゃあ、『AI』は人間になれるのかというと、「需要があれば」というのが個人的な見解だ。用途に応じて何を学習させるかによって、「彼ら」は存在意義を付加されているので「人間でいること」が存在意義なら人間にだってなるのではないだろうか。
かなりSFチックに脱線してしまったが、「ターミネーターと会話する」なんてSFの王道を、好奇心旺盛な人間が実現しないわけないと、どうしても期待してしまう。
『AI』をどう活用するか
さて、現実的に『AI』をツールとしてガンガン導入していく中で、我々はどんな事に気をつけるべきだろうか。
それは、『AI』を導入するメリットと費用対効果を十分に吟味することだ。『AI』の性能に応じて人間がやるべきなのか、『AI』にまかせるべきなのかをきちんと人間が決めてあげることが、『AI』をうまく付き合っていくということなのだろう。
あとは、いかに効率よく『AI』に学習させるか 、また導き出された結果を最適化していくかも重要だ。
つらつらと色々かいたが、誰か早くドラえもん1号とかアラレちゃんとか作ってくんないかな、、少なくとも生きてるうちに(笑)