【コールの女王】と呼ばれた女性は『やりたいことでお金を稼ぐ』天才だった
【コールの女王】の誕生
皆さんは下田美咲さんという女性をご存知だろうか??
今や作家としても活躍し、年間数千万以上の利益をあげている彼女だが、わたしがこの方をはじめて知ったのは大学2年生、しかもテレビやソーシャルメディアではなく、カラオケでその存在を知った。
下田さんを一躍有名にしたのが「お手を拝借!もういっちょ!」というYOUTUBEに投稿された1本の動画。
元々この動画は、人気グループ「ゴールデンボンバー」のメンバーに応募するために下田さんが自身のプロモーションビデオとして作成したらしいのだが、動画が投稿されるや否や爆発的な反響を呼び、テレビ出演の話まで舞い込むことになる。
この曲はレコチョク配信され、カラオケでも歌えるようになっていたので、「盛り上がる曲」としても知っている人は多いのではないだろうか。
ちなみに、わたしは今でも、全部歌えるし踊れるぐらいデンモクにこの曲を入れた記憶がある。
この下田さん、やはり経歴を見ても13歳から芸能事務所に所属し、シンガーソングライター、読者モデルとしても活躍するなど只者ではないのだが、本当に大切なのはその経歴を生み出すに至った2つの価値観ではないかとわたしは思っている。
惜しみない自己投資(欲求の解消)
下田さんはニート時代、読モなどで稼いだ貯金を切り崩してまでカラオケ、お酒、美容品にお金を使ったそうな。特に美容品には600万近いお金をかけていたとか。ニートということは収入がないわけだから、ふつうは支出を減らしそうなものである。
しかも、その出費によってお金を稼ごうとしていた訳ではなく、ただ単に「楽しいから」や「自分をキレイに保ちたいから」という、本当に自己欲求に対しての出費だったわけだから尚更だ。
人はお金がないと、まず最初に自分の欲求を抑え込むことによって支出を減らそうする。「美味しいものが食べたい」「カッコイイ服がほしい」「旅行にいきたい」どれをとっても、家でジーッとしている事の何倍もお金がかかる訳だからね。
だから支出を減らすために、家に引きこもり、タイムセールで買ってきた1袋50円のレーズンパンや、水増ししたおかゆを食べ、長時間低賃金のアルバイトにどっぷりハマっていく。(半分ぐらい経験談)
ところが、そうやって自分の欲求を抑圧し続けると、欲求が満たされずストレスが貯まり、栄養素の不足で脳の働きが鈍り、体調も崩すことになる。
すると、ある現象がおこる。
それは、パフォーマンスの低下。
パフォーマンスが低下した状態の人間からはエネルギーを感じることはできず、他人から「この人に仕事を任せたい」や「勢いもあるし、将来に期待できる」といったポジティブな印象を奪ってしまう。ビジネスチャンスを自ら断ってしまわぬように、常に自分の状態に気を配ることは非常に重要なことだ。
ただし、自分の保有している資産をかえりみずに支出を続けていてはただ破産するだけなので、「ギリギリどこまで使っていいか」を自分で設定することも必要だ。資金が底をつく前に成果が出ればそれが理想だが、もし成果が出ないままお金がなくなってしまったら、GTOの鬼塚みたいにマグロ拾いでもやればいい。
極端だが、最悪どれだけ失敗しても死にはしないぐらいのポジティブさを持つことも大切なことだ。