完全攻略!!!「上海ぼったくりTAXI」
上海視察の際にもっとも苦労を強いられたのが、「安全なタクシーに乗る事」だった。
まず最初の関門は、乗車拒否
顔を見て日本人だと分かった途端、止まってさえくれない。
もう完全にスルー
「中国流タクシーの止め方」みたいなものがあるのかとも思ったが、
どうやらそうでもない。
みんな普通に手を上げて待っている。
現地の方に話を伺う機会があり、止まってくれない理由を訪ねてみたところ、
翻訳アプリでの会話だったので詳しく聴きとれない部分もあったが、
質問に答えてくれた。
「日本人は日中戦争中の南京大虐殺(南京事件)で多くの中国人を殺した。
時間の経過と共に日本人を許容する人も増えてはきているが、まだまだ日本人を嫌いな人は多い。
だから乗せてくれない運転手がいても不思議では無いよ」と...
そして最後に「あなたは日中戦争に関してどんな感情を抱いているの...?」
と聞かれた。
まだ学生かと思われる20歳前後の若い女性だったので気軽に話しかけたつもりが、
面食らってしまい、口をパクパクさせたまま何も言葉を返す事が出来なかった。
彼女は話題を変えて話を続けてくれたが、正直最後の質問に対する自分の知識の無さと、何も返答する事の出来なかった自分が恥ずかしくて会話の内容なんかまるで頭に入って来なかった。
今でもなんと答えてよかったものかわからないままだ。
タクシーの話題に戻ろう
無事にタクシーが止まってくれたとしても、次は外国人狙いのぼったくりタクシーの出番である。
だいたい今回の視察ではハズレ率50%といったところだろうか。
ハズレタクシーを見分けるポイントとしては大きく3つ。
1.メーターが動いているか確認せよ
・メーターに電源が入っていない
・そもそもメーターなんか付いてない
・メーターの事について突っ込むと逆ギレ
この手のタクシーに乗ると大体相場の2〜10倍ふっかけられる事もあるので注意。
例えメーターが動いていたとしても、異常な値段が表示されていた場合には、
前に乗っていた人の料金がそのまま加算されているかもしれないので、これも注意。
初乗りの料金は大体14〜16元(350円前後)、
10分ぐらい乗ってても25元以内には収まるはずなので、異常な請求をされたら
「NO!!NO!!So expensive!!(高すぎる!)」と叫んで猛抗議しましょう。
2.営業許可証を確認
日本のタクシーではついているのが普通だから気にする事は少ないけど、助手席のところに付いている名札みたいな奴のこと。
この許可証が付いて無いタクシーは全てハズレでした。
上記のメーターと、この許可証は乗車前でも確認できるので、必ず確認するようにしましょう。
3.日本語、英語ペラペラに注意!
周りが中国語だらけで超不安...そんな時に英語や日本語が喋れる運転手さんにあたってラッキー☆なんて言ってる場合じゃないです。
むしろ言葉巧みにカモられちゃいます。
これはタクシーだけではなく、街中を歩いていても一緒。
(見るからに怪しい勧誘が多いのでそうそう引っかかりはしないでしょうが...)
定番の文句は「ロレックス」「マッサージ」「◯×△マッサージ!!?」などです。
妙に愛想のいい奴を信用するなかれ。
大切なのが、必ず乗る前に確認する事!
乗ってからだとなかなか下ろしてもらえないかも...
でもすごい優しくしてくれる方もいたので、しっかりと見極めてビビらずタクシーで快適な旅を楽しもう!!
ではでは、再见(ばいばい)!!